- 霧ヶ峰・車山とは
- 霧ヶ峰・車山の気温と降水量
- まずは地図をチェック
- 車山トレッキングの準備
- 要注意なポイントを知っておこう
- ルート①リフトを乗り継いで山頂へ
- ルート②車山肩から山頂へ
- ルート③山頂から車山湿原を周回する
- 山小屋「ころぼっくるひゅって」で休憩
- 【おまけ】1時間ほど迷子になって彷徨いました
- 霧ヶ峰・車山の犬OK宿
霧ヶ峰・車山とは
長野県茅野市と諏訪市の境目に位置する霧ヶ峰は特定の地名ではなく、車山からの溶岩でできた高原一帯の名称。その名の通り、霧が多く発生する場所です。エアコンの名前で有名ですよね。その中の最高峰が車山、周辺一帯を車山高原と呼びます。山頂には車山神社と車山気象レーダー観測所があり、冬は車山高原スキー場としてスキーが楽しめます。八島ヶ原湿原の中は犬NG。車山湿原は犬OK。
トレッキング初心者向けの山なので勘違いしやすいですが、ハイキング気分で軽装でいくとちょっと後悔するかも。特に犬連れなら、事前にしっかり情報収集していきましょう。
霧ヶ峰・車山の気温と降水量
下記は車山がある茅野市のデータになります。標高が高い場所は気温もその分下がりますので、茅野市の平均気温よりも低いと想定しておいた方が良さそうです。夏は涼しく、冬11月〜3月は雪が降るほど冷えます。
茅野市 平均的な天気 | ||
---|---|---|
月 | 平均気温(℃) | 降雨量(mm) |
1 | -4.8° | 74 |
2 | -3.7° | 81 |
3 | 0° | 120 |
4 | 6.1° | 112 |
5 | 11.9° | 123 |
6 | 15.7° | 163 |
7 | 19.4° | 170 |
8 | 20.1° | 124 |
9 | 16.6° | 168 |
10 | 10.6° | 154 |
11 | 4.2° | 85 |
12 | -1.9° | 67 |
(参照:ClimateData)
まずは地図をチェック
大きめの地図で車山高原、白樺湖、女神湖の位置関係を確認。観光スポットもわかります♪(PDFはこちら)
車山のハイキングコースの距離と時間がわかる地図でコースを決めましょう★(PDFはこちら)
色々とコースは考えられるけど、ももこ先生のようなトレッキング素人が山頂を目指す場合は下記3つのコースになると思います。(リフトも車山肩も駐車場あり)
①リフト往復ルート(往復30分ほど/いちばんラク)
②車山肩/往復ルート(往復1.5時間ほど/意外とハード)
③車山方/往復ルート(往復2時間ほど/ハード)
車山トレッキングの準備
犬バッグ
リフトに乗る時の安全のために、犬が疲れた時のために、また、犬に負担が大きい岩場や危険な急斜面などで重宝します。いつも使っているバッグで大丈夫ですが、リュックだとより楽です。
トレッキングシューズ
ルート②③は岩場が多いので、できればトレッキングシューズを用意してください。ももこ先生はスニーカーでルート③をまわり、滑って転んで危なかったし、足腰がガタガタになりました。ルート②はスニーカーの人もいましたが、多分その方々もちょっと後悔していたのでは...(憶測)
ポール
ルート②は岩場、ルート③は急斜面。ポールがあった方が安全に進めるし、体力を温存できます。犬のリードを持たないといけないので、モンベルの1本で昇り降りどちらにも対応できる2wayポールがおすすめです。
ケータイ充電器
山の中は電波が届きますので、何かあった時、ケータイは命綱になります。写真を撮っていると知らずのうちに電池が減ってしまうので、持っていくことを強くおすすめします。
足洗いカップ
すぐそばに湿原がある場所なため、天気がいい日でも山道にはぬかるみがあることも。登った後は犬の足が泥だらけ。ウェットティッシュだと何枚あっても落としきれないので、足洗いカップがあると便利です。
要注意なポイントを知っておこう
ルート②の岩場
ルート②の山道には岩がゴロゴロ、写真のような道がずっと続きます。人にも犬にも岩場を登るのはそれなりの負担がかかるので(特にパテラなどを持つ小型犬)無理せず休みながらいきましょう。
まわりの景色は抜群!急ぐ必要はありません。また降りは登り以上に危ないので、犬の運動能力を考えた上で可能であれば、急な場所は抱っこして降りてあげましょう。
ルート③の急斜面
山頂から反対側へ降りる斜面は階段になっているのですが、ここが超急勾配で危険です。地図にも「段差の大きな階段状の急な道」と書かれています。
写真より実際はもっと急勾配な印象です。降るより、登る方が安全!
また、この先には砂利道の急斜面があり、ももこ先生はここを降って何度かすっ転びました。
ルート③の迷子ポイント
ルート③は山頂から降りて、車山肩へ戻る曲がり角が分かりづらいです。ももこ先生はここをスルーして真っ直ぐ進んでしまい先の角で曲がって迷子になりました。他にも同じように迷っている人がいたので注意です。
ルート①リフトを乗り継いで山頂へ
駐車場のすぐそばにあるスカイライナーから山頂へ!2本の4人乗りリフトを乗り継いで約15分です。
1頭500円で15kgまでの小型犬が乗車できます。
定休日(火曜日)があるので事前に確認していきましょう。
写真のような安全バーがあるタイプです。ゆったり空中散歩が楽しめますね☆
ルート②車山肩から山頂へ
日曜日の朝10時ごろの車山肩駐車場はゲキ混みでした!20分くらいウロウロと場所が開くのを待ってやっと駐車。週末はもっと早い時間に行くのが良さそうです。
駐車場から上がってすぐのところに環境に配慮した『バイオトイレ』があります。
車山肩はすでに標高1800m。空が近い〜!空気が澄んでて美味しい〜!
いざ、山頂へ!舗装されていない山道はこのように石だらけ。
とはいえ、小石なのでこのあたりはまだ楽勝
でも、段々と岩がでかくなっていく...^^;
なんだか歩きづらい〜。端っこの石が少ないところを歩こうとするわんこたち。
振り返ると、駐車場が見えます。天気が良くてラッキーでした♪
さらに岩が大きく... あれ、これやばいかも?と思い始める頃です。
シニア犬にはハードすぎるので、バックの中へIN。
岩と岩の間に「ぬかるみ」が出現。滑らないようにそっと通り抜けます。
山頂の気象レーダーが...あと少しだ!と喜んでから、まだしばらく歩きます笑
山頂到着!ここも岩だらけです。シェルティやジャックラッセルなど犬連れの人もちらほら。
360°の大パノラマを満喫!
山頂には2020年12月12日にオープンした車山展望テラス「愛称:SKY TERRACE(スカイテラス)」があります。
ヤッホー!先端に立つと空に浮かぶような感覚が味わえるんだとか、でも、ちょっと怖いw
八ヶ岳、富士山、南アルプスが一望できます。
空気が澄んでいて気持ちいいです。登山の疲れも吹き飛びます♪
車山神社は縄文時代から日本中の山々を遥拝する場所にあり、祭事場、聖地とされてきたそうです。
まさに天空の社。自然の不思議な力が集まっているような場所です。
入り口には小さな鳥居がありました。
鳥居の前で記念撮影☆無事下山できますように。
山頂の反対側を少し降りるとリフトの乗り場があります。
その横には大きなフレームのオブジェが、車山の秋の装いを切り取っていました。
リフト乗り場の横を降りていくとルート③になります。
ルート③山頂から車山湿原を周回する
山頂から急勾配の階段を降ります。ここは、あまりに角度が急すぎるので犬は2頭とも抱っこ。正直ももこ先生も落ちないか怖くて、怖くて、写真を撮るどころではなかったです^^; 降りてからこちらの階段の写真を撮りました。
さらに難所が続きます。砂利道の坂です。砂利なんで滑ります...実際に2回ほどすっころびました。みなさん、気をつけてください〜。
野生動物対策に電気柵がある場所なので犬が触らないよう注意。
「八島湿原・蝶々深山」の標識に沿って左の道へ。
このあたりからしばらく平坦な砂利道です。やっと落ち着いた気持ちで歩けますね。
景色を楽しみながら進んでいくと「車山乗越」の標識が。そのまま進みます。
再び、岩たちがチラホラ。
でも傾斜がないので、そこまで苦ではありません。
空が広い〜。雲の表情がコロコロと変わって面白いです。
注目!この看板が出てきたら、左の道へ曲がります。
(ももこ先生はここをスルーして迷子になりました...泣)
ここからは車山湿原。木道の上を歩いていきます。
木道は広くないので落ちないよう気をつけて。うちのわんこは2回ほど落ちました。
落ちても下は草なので怪我はしないと思います。ただ、落ちた犬は草の深さにびっくりw
ずっとカバンに入っていたシニア犬のレモンだけ足取りが軽い。
車山肩へ向かう最後の登り坂です。
またしても岩だらけですが、あと少し!と思えば!
この斜面からは、車山湿原が見渡せます。きれいですね〜。
山小屋「ころぼっくるひゅって」で休憩
車山肩にある山小屋「ころぼっくるひゅって」では無雪期(4月下旬〜11月)はカフェを運営しています。テラス席では犬と一緒にお茶・お食事ができます。
1956年からある歴史ある山小屋なんですね。
景色が素晴らしい〜!このテラス席がわんこOK。
疲れて冷え切った体に、アップルパイとコーヒーを頼むことに。
本当に疲れました、マジで疲れました...笑。もう犬たちは車に休ませて、暖かい屋内でお茶タイムとしました。アップルパイは温めて欲しかった〜。
イエティのキーホルダーがかわいい☆山小屋の中にはお土産の販売もあります。
【おまけ】1時間ほど迷子になって彷徨いました
曲がり角を間違えた結果、1時間ほど彷徨いました(^◇^;)
しばらくは平和な木道が続きますが、
段々と獣道に...
不安そうに見上げる犬。ごめん、ももこ先生も超不安...!
誰もいない〜、と思ったら、同じように迷って引き返してきた人がいたので、間違えに気づき戻りました!!
ケータイの電源もあと7%に減っていたので、万が一の時、電話ができない!という状態も。充電器はマストで持っていきたいです。
霧ヶ峰・車山の犬OK宿