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ドッグトレーナー「ももこ先生」監修

愛犬が人を噛んだ!モノを壊した!事故を起こした時の治療費・慰謝料は?個人賠償責任保険について

旅ワン.COM - 「犬を飼っているから旅行に行けない!」と諦めていませんか? 当ブログではドッグトレーナーの「ももこ先生」とナビゲータわんこの「旅ワン」が大切な愛犬と一緒に楽しめるスポットや、愛犬との旅行を楽しむヒントを紹介しています★

 

この記事ではわんちゃんが加害者(加害犬?)の場合の事故をお話ししていきたいと思います!

うちは大丈夫!と思わないでぜひ読んでワン!

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出先でわんちゃんが人やモノを傷つけたら

どんなに気をつけていても、事故は起きてしまいます。

例えば、

 

◆人を噛んでしまった...

◆子供の顔に歯があたって切れてしまった...

◆飛びついて人を転ばせて怪我をさせてしまった...

◆ホテルのソファーを壊してしまった...

◆他人の高価なモノを壊してしまった ...

 

どうでしょう。想像できるシーンはありますか?

 

何が起きても、愛犬のトラブルは全て飼い主さんの責任になります。

 

人に怪我を負わせると「過失傷害(刑法209条)」という罪に問われる可能性があります。他人のモノを壊した場合は民事上の責任(損害賠償義務)があります。

 

わんこが起こす事故の中でも特に深刻なのが咬傷事故です。人を噛んじゃったらどうする...?咬傷事故を想定しておくと、その他のトラブルにも落ち着いて対処できると思います。

 

人を噛んでしまった!咬傷事故の場合

 

実は、ももこ先生が参加した保護犬の譲渡会でも軽い咬傷事故が起きたことがあります。

 

お客さんのお子さんの顔に保護犬の歯があたるという事故でした。(お子さんがしつっこく保護犬を触っていたため、保護犬が「ちょっとやめてね」と意思表示のために振り返った時にぶつかったそうです。攻撃性があったわけではありません)

 

すぐに病院へ連れていきお医者さんに診てもらいました。肌が赤くなる程度ですんだので大事にいたらずよかったのですが、特に小さいお子さんの場合、顔が犬の口と近い高さにあるので注意が必要です。

 

実際に起きると慌ててしまいます...
今のうちにイメトレしておきましょう〜

 

1.すぐに病院へ同行する

すぐに医療機関へ被害者を連れていきましょう。必ず飼い主さんも同行ください。被害者の方の怪我の具合もわかるし、医師に犬のワクチン接種等の状況も説明できます。

その時、わんちゃんは興奮しているかもしれないので、いつも使っているクレートで待機させられると安心です。愛犬と出かけるときはぜひクレートも持っていくことを習慣にしましょう。

 

こういう時にもクレートは役に立つワン!クレートについての記事も読んでワン! 

www.tabiwan.com

 

2.治療費は飼い主さんが払います

第三者(加害者)がいる場合、医療費は第三者が払うのが健康保険のルールです。咬傷事故でかかる医療費は全額、飼い主さんが支払う義務があります。

 

3.連絡先を交換しましょう

連絡先を交換して、話し合いの場を追って設定しましょう。「後日、話し合いの場をください」とお願いすると良いです。誠心誠意償う意思をきちんと伝えておくことが大切です。あと、保健所に提出する書類には被害者の方の情報も必要となってきます。

 

4.【24時間以内】保健所に連絡する

24時間以内に事故が起きた場所を管轄する保健所に「事故発生届出」を提出します。近くの保健所に電話して手順を確認してください。

 

5.【48時間以内】獣医師に診せる

わんちゃんを動物病院に連れて行き、狂犬病の疑いがないか検診を受ける必要があります。

 

24時間以内とか、48時間以内とか、こんなこと誰も教えてくれないし、普通わからないよね〜~_~;

 

6.【後日】被害者の方と話し合いをしてください

怪我のお見舞いと今後の治療費の話を兼ねて、先方に出向き、話し合いをしましょう。 

 

※「噛む」事故ではない場合、4&5のステップは必要ありません。モノを壊した場合は弁償することになります。 

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高額な慰謝料を請求されたらどうする?

大きな怪我を負わせてしまった場合、先方との話し合いがこじれてしまった場合、「慰謝料」や「休業補償」を請求される可能性はあります。日本ではなかなか高額な慰謝料は認められていませんが、それでも被害者が請求する金額は自由です。お金で揉め出すと正直大変...ヘタすると裁判なんてことにも(~_~;)

 

こういう時のために必ず!
犬を飼ったら個人賠償責任保険に入っておきましょう。

 

個人賠償責任保険とは?

 

多くの人はすでに加入していると思います。 難しそうな名前をしていますが、気軽に入れる一般的な保険です。

 

個人賠償責任保険とは

日常生活において、お客さまご自身またはご家族の方が他人にケガを負わせたり、他人の物を壊したりした結果、法律上の損害賠償責任を負担することによって被る損害を補償します(自転車での事故を含む)。

参照:損保ジャパン日本興亜

 

こんな場合に補償されます

・飼い犬が他人に怪我をさせた。

・自転車で人に怪我をさせた。

・お店で商品を壊してしまった。

・子どもがおもちゃのバットを振り回していて、誤って友達にケガをさせた。

・子どもがキャッチボールをしていて、誤って他人の家の窓ガラスを割った。

・ゴルフプレー中に自分が打ったボールが他人に当たり、ケガをさせた。

・配偶者が立食パーティーでトレーに乗せていた食事をこぼし、他人のドレスを汚した。

・マンションで洗濯機から水がもれ、下の階の戸室に被害を与えた。

参照:ソニー損保

 

犬が人を傷つけたとしても、モノを壊してしまっても、この保険がすべて補償してくれます。さらに犬のことだけでなく、最近ニュースにもなっている自転車での事故など、生活の中のあらゆる損害賠償にも対応してくれる♪とっても心強い保険なんです。

 

しかも犬を含んだ家族全員が対象(⁎˃ᴗ˂⁎)

 

個人賠償責任保険は、自動車保険、火災保険、クレジットカードなどに特約でつけることができるので、すでに加入している方が多いと思います。チェックしておきましょう。

年間千円くらいの保険料で1億円程度まで補償してくれるのが一般的です。

 

とにかく、入らないなんて損すぎる〜!!

 

※ペット保険にも特約がある場合がありますが、補償内容がペットの過失のみで補償金額も少ないようなので、そうであれば、おすすめしません。

 

新たに個人賠償責任保険に加入するなら?

自動車保険も火災保険も入っていない方の場合。

 

お持ちのクレジットカードにも保険が準備されていない場合。

 

個人賠償責任保険のために、新たにクレジットカードを作るは年会費もかかってしまうし、もったいない...。

 

そこで、ももこ先生のおすすめは楽天銀行

 

楽天銀行に口座を持っている人なら月々120円で加入できて、最大1億円まで補償が受けられる「少額安心保険」があります!

 

楽天銀行の少額安心保険とは

 

本人、配偶者、同居の親族および別居の未婚の子まで対象。事故相手に対する法律上の賠償責任補償(最大1億円)と被保険者の交通事故による障害死亡・後遺障害(100万円まで)を補償する保険です。控えめにいってもメチャお得な内容。

 

メリット

◆月額120円で最大1億円まで補償

◆楽天スーパーポイントで支払い可

◆国内外補償

◆国内のみ示談交渉も含む

 

保険って楽天ポイントでも支払えるんですね。示談交渉もお願いできるなら、揉める前にプロに頼めて安心★☆

 

楽天銀行に口座を持っていない方は無料で開設できます

こちらの銀行口座も振り込みや預け入れ等、使えば使うほど楽天ポイントが溜まっていくという仕組みです。最近メガバンクの他銀行への振り込み手数料がバカみたいに高くなって、驚いたももこ先生は口座を楽天銀行に変えました(某メガバンクは500円近くかかったよ!)補償だけでなく口座としても使いやすいと思います。

 

まとめ

 

◆おとなしい犬でも事故は起き得る

◆個人賠償損害責任保険は、飼い主としてはマスト

◆わずか月額120円で家族全員のもしもに備えられる

◆最近話題の自転車事故にも対応

 

家族全員の安心がたったの月額120円は安いと思います。

加入しておいてもワンコも人も事故を起こさなければそれがいちばんですね。