旅ワン.COM - 「犬を飼っているから旅行に行けない!」と諦めていませんか? ドッグトレーナーの「ももこ先生」とナビゲータわんこの「旅ワン」が、大切な愛犬と一緒に楽しめるスポットや、愛犬との旅行を楽しむヒントを紹介するブログだよ★
首輪・ハーネスの選び方
首輪やハーネスはいろんなデザインがあって迷ってしまいませんか。せっかくなら愛犬に似合う色やデザインを選びたいですよね。でも、いちばんのポイントは、実は愛犬にひっぱる癖、吠える癖があるかどうかなんです。
ひっぱる癖とは
お散歩に連れていくと、飼い主さんを引っ張ってぐいぐいと前へ前へ進みたがりますか?リードを「ひっぱる癖」がある子は、首輪やハーネス(胴輪)の選び方次第でどんどんひっぱることが得意なわんこになってしまいます。
吠える癖とは
お外に出ると知らない人や犬に吠える癖がありますか?吠えることをやめさせるにはしっかりトレーニングしないと難しいですが「これ以上、吠えをひどくさせないための工夫」が首輪やハーネス(胴輪)でもできます。
ひっぱる・吠える癖がある犬の場合
ひっぱりや吠える癖があるわんこは、「イージーウォークハーネス」又は「ジェントルリーダー」を検討ください。こちらはちょっと変わって見えますが、効果が高い優れものです☆
ひっぱる癖をなおすには
そもそも、なんで犬はリードを「引っ張る」 と思いますか?
引っ張るのが楽しいから...?
元気があり余っているから...?
答えはひとつではありませんが、
★ひっぱる=行きたい方向へ進める!
↓
★ひっぱる=行きたい方向へ進めない
このように行動を変えることがひっぱり癖をなおすために必要です。
イージーウォークハーネスとジェントルリーダーなら、テコの原理を利用して、犬がひっぱると前に進めない状況を作ります。詳しくはこの後に続く、それぞれの商品紹介で説明しますね!
吠える癖をなおすには
吠える癖は、ちゃんとトレーニングしないと簡単にはなおりません。ここでお話するイージーウォークハーネスやジェントルリーダーでできるのは「吠え」を抑制することです。
犬は吠えるほど、吠えることがどんどん得意になり、反射的に吠えるようになります。犬の「吠え」に困っている飼い主さんは、とにかく犬に「吠えさせない」よう工夫をしてください。
①吠える環境を作らないこと
②吠える対象を避けること
③万が一、吠えたら、その場から速攻離れて、すぐに吠えるのをやめさせること
この↑③に役立つのがイージーウォークハーネスとジェントルリーダーです。詳しくはこの後に続く商品紹介で♪
イージーウォークハーネス
イージーウォークハーネスは、フックが胸部についているハーネス(胴輪)です。
わんちゃんが飼い主より前に出てリードを引っ張ったら、てこの原理で自然と後ろへ体がズラされるため、わんちゃんが引っ張ることができない、というもの。犬にやさしく「引っ張ってはいけない」ことを教えることができます。
ちなみに、普通のハーネスのフックは背中についていて、わんちゃんが全力でリードを引っ張ることができる構造になっています。
そもそもハーネスは犬がソリや荷車をひくために装着していた道具、つまり「引っ張るために作られた道具」だからです。
そんなハーネスを引っ張る癖がある犬がつけたら、それこそ、どんどん引っ張るのが得意なわんこに...。そこで、考案されたのがイージーウォークハーネスなんです。
吠え癖のある犬にもイージーウォークハーネスは有効です。
犬が興奮して吠えたとしても、飼い主さんはリードを引っ張って、迅速にその場を離れることができます♪(犬が吠えたら、その場から離れて、とにかく犬を落ち着かせましょう)
◆イージーウォークハーネスはこちら◆
◆他の前フックタイプ♪前フックは種類があまりないけど探してみてね◆
ジェントルリーダー
イージーウォークハーネスと原理は同じで、より効果が高いのがジェントルリーダーです。フックがマズル(犬の口〜鼻の部分) の下についています。
この輪っかに愛犬のマズルを通して装着します。
見た目は口輪ですが、口を開けることも、ものを食べることも、吠えることもできます。
頭の後ろでしっかり止めます。
マズルの下のフックにリードを繋ぎます。
犬が前へ引っ張ると顔が横に向くので真っ直ぐ進めない構造です。
胸にフックがあるイージーウォークよりも、顔ごと横に向かせるジェントルリーダーの方が効果が高いです。大きな馬を扱う馬具と同じ構造なので、特にチカラのある大型犬のひっぱり対策に最適。
さらに、ジェントルリーダーが外れた場合の保険として、必ずハーフチョークの首輪もつけてリードにつないでください。ハーフチョークについてはページ後半へ。
吠え対策にもジェントルリーダーは抜群の効果を発揮します。犬は吠えるとき、吠える対象を視線でロックオンするのですが、ジェントルリーダーなら、吠えてもすぐに対象から視線を外すことができ、迅速にその場から離れることができます。
ひっぱらない・吠えない犬の場合
どちらの癖もないわんちゃんは首輪・ハーネスを自由に選んでOKです。
ただし、リードを直接首輪につなぐと、とっさの時に犬の首に負担がかかってしまう心配があります。ももこ先生のおすすめは、鑑札等をつける首輪を日常的につけて、お散歩などのお出かけの時は安全に使えるハーネスをさらに装着するスタイルです。
◆おしゃれ首輪・ハーネスはももこ先生の楽天ルームを見てね✨
首輪・ハーネスの種類とおすすめ
出かける時はハーネス
お出かけは、いちばん体への負担が少ないハーネス(胴輪)がおすすめです。リードで首を痛めるリスクもなく、デザインも豊富なので様々なコーディネイトが楽しめます。
◆写真↑のボディハーネスはtoto&palさんのもの◆
紐状のハーネスは構造によっては、実は首に負担がかかるものも見受けられます。リードを引っ張った時にどこに圧力がかかるか考えてチョイスしましょう。
◆特に中大型犬には丈夫な作りのすず工房さんがおすすめ◆
おうちの中はふつうの首輪
リードに繋がない時も、鑑札や迷子札などをつける普通の首輪をつけておきましょう。ベルトタイプとバックルタイプがありますが、デザイン優先で飼い主さんが好きなものを選ぶといいと思います。
お名前プレート付きの首輪なら万が一迷子になった時も安心です
ゆったりハーフチョークも
ずっと首輪を装着させるのは窮屈そうでかわいそうと思う人は、ハーフチョークがおすすめです。普段はこのようにダラ〜ンとゆるゆるな状態ですが、
先のフックを引っ張ると首にぴったりなサイズにしまります。(首を絞めないよう調整してくださいね)
絶対ダメ!フルチョーク
フルチョークとは、引っ張ると犬の首がしまる首輪です。引っ張るほど犬は苦しくなり、首への負担も増します。布製のもの、金属製のもの、さらに、棘がついたスパイクチェーン等の種類があります。
(ももこ先生はフルチョークを持っていないので、代わりに上記リンクを載せてます)
これは罰でしつけるトレーニングで使われる道具で、どーーーしても手に負えない大型犬等をしつけるために、ドッグトレーナーの指導のもと使用する場合があります。
まとめ
首輪やハーネスはいろんな種類があるので迷ってしまいやすいですよね。我が家のわんこに合うもの、見つかりましたか?
ひっぱる・吠える癖のあるわんこには、まずイージーウォークハーネスを試してみてください。もし効果がイマイチの場合は、ジェントルリーダーにグレードアップするイメージです。
ひっぱる・吠える癖がないわんこは、首輪とハーネスの両方を準備しましょう。首輪もハーネスもデザインが豊富なので、楽しんで選べると思います♪